リンの楽しい読書

いつも「リンの楽しい読書」をご覧いただきありがとうございます。 今回は、リンが東日本大震災に被災して得た教訓を紹介します。

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さあ、才能に目覚めよう

リンが初めて読んだP・F・ドラッカーの著書は「プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) 」でした。 ドラッカーの志の高さに感動しました。

ドラッカーは「自らの強みを知る」ことが重要だと述べています。 自らの強みを知り、自らの強みに集中し、さらに自らの強みを強化できれば、自らの能力を最大限に発揮できます。

しかし、自分の強みを知っている人はいるのでしょうか? 自らの弱みはよく分かりますが・・・ もし、自分の強みを知っているという方でも、客観的に正しいと自信を持って言えるでしょうか? 他人のことはよく分かりますが・・・

自分の強みを診断できる本を見つけました。 マーカス バッキンガム著、ドナルド・O. クリフトン著、田口 俊樹翻訳「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす 」です。

「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす 」に記載されたストレングス・ファインダーのホームページにアクセスし、本のカバーの裏に印刷されたIDを入力し、診断します。 1冊につき1回しか診断できませんので、古本では診断できないと思います。 ご注意ください。

<目次の抜粋>
  第Ⅰ部 強みを解剖する
    第1章 強固な人生を築く
    第2章 強みを築く
  第Ⅱ部 強みの源泉を探る
    第3章 強みを見つける
    第4章 34の強み
  第Ⅲ部 強みをビジネスに活かす
    第5章 疑問を解く
    第6章 強みを活用する
    第7章 強みを土台にした企業を築く

34の強み

本書では、才能、知識及び技術を次のように定義しています。 才能は無意識の行動パターンであり、自分が持っている「強み」です。 才能を持っていない人が意識して他人の「強み」を真似ようとしてもうまくいきません。 知識と技術は努力すれば身につけられます。

  才能 ・・・ 無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン。
  知識 ・・・ 学習と経験によって知りえた真理と教訓。
  技術 ・・・ 行動のための手段。
 

ギャラップ社が30年間で200万人にインタービューし、その才能(強み)を分類したところ、次の34に分類できました。 なお、本書で紹介されているストレングスファインダーで診断すると自分の「5つの強み」が分かります。

<34の強み>
アレンジ、運命志向、回復志向、学習欲、活発性、共感性、競争性、規律性、原点思考、公平性、個別化、コミュニケーション、最上志向、自我、自己確信、社交性、収集心、指令性、慎重さ、信念、親密性、成長促進、責任感、戦略性、達成欲、着想、調和性、適応性、内省、分析思考、包含、ポジティブ、未来志向、目標志向

なぜ、自分の強みに気付かないか?

ところで、読者の皆さんは、自分が「34の強み」の中のどの強みを持っているか分かりますか?

本書におもしろいインタビューが紹介されていました。

教師に与えられるアメリカで最も栄えある賞を受賞したブルース・Bへのインタービューです。 ギャラップ社はブルースに、彼の強みに対する判定を伝えました。 彼は<共感性>にすぐれ、生徒一人ひとりの内面をとらえ、話を聞いてもらっている、わかってもらっていると彼らに思わせる能力を生み出している。 また、問われなくても生徒が抱えている疑問を察知し、学習していくうえで何につまずきそうかを予測し、生徒一人ひとりをせいちょうさせるための個別指導法を身につけている。

話をおえて、ブルースは見るからに不自然そうな顔をしていました。 彼はひたすら戸惑っているという表情でした。 そして、「そういうことをしていない人がいるんですか?」と逆にきいてきました。

「強み」は無意識の行動パターンです。 つまり、自分の強みに気付くことは難しいといえます。 例えば、私の強みは「責任感」ですと思っていても、意識的に「責任感」を持とうと努力しているのであれば、「責任感」は強みでないかもしれませんね。

なぜ、ストレングスファインダーで強みを診断できるのか?

ギャラップ社は200万人におよぶ膨大なインタビューの中で、質問に対する回答にはパターンがあることを発見しました。 このパターンを利用し、質問に対する回答から「強み」を診断するのがストレングスファインダーです。

質問に対する回答パターンの一例を紹介します。

マネージャー向けのインタビューで「従業員にやる気を起こさせる最善策はなんですか?」と質問しました。 驚いたことに、従業員の個性を見抜く才能を備えた優秀なマネージャー全員から「相手次第である」という同じ答えが戻ってきました。

ぜひ、読者の皆さんも「ストレングスファインダー」で自分の「5つの強み」を診断し、人生で自分の「強み」を最大限に発揮してください (^。^)/

 

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