最強の英語上達法
以前、リンはヒアリングを中心に英語を勉強してきました。 森沢 洋介著「英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法 」を読み、音読を繰り返してTOEICの得点が上がりました。 しかし、最近、TOEICの点数が伸び悩んでいます。 そんな時に出会ったのが、岡本 浩一著「最強の英語上達法 (PHP新書) 」です。
本書の「英語を学ぼう、身につけよう、というときに、英語をコミュニケーションの小手先の技術と捉える姿勢には賛成できない。 あなたがいかに誠実な人であり、いかに日本語が精巧に操れても、外国人はあなたの英語をつうじてのみあなたの人柄にふれるのである」という文章を読み、リンは英語に対する考え方を改めました。
本書には、英語を使えるためには、最低限4,000語の英単語を覚えなければならないと述べられています。 まさにリンの弱点でした。
「最強の英語上達法 (PHP新書)」の目次の大見出しを紹介します。 実際には、大見出しの下に多数の小見出しがあります。 岡本さんの実体験に基づいた貴重な情報が盛りだくさんです。
- Lesson 1 英語上達を目指す前に
- Lesson 2 英語についての迷信
- Lesson 3 英語上級者の特徴
- Lesson 4 英語ができる仕組み
- Lesson 5 文法を味方にせよ
- Lesson 6 中核トレーニング①実戦!英単語暗記の基本原則
- Lesson 7 中核トレーニング②パラグラフ・トレーニング
- Lesson 8 中核トレーニング③発音の上達法
- Lesson 9 中核トレーニング④リスニングの上達
- Lesson 10 中核トレーニング⑤拾い読みの上達
- Lesson 11 発展的トレーニング
- Lesson 12 広域的トレーニング
英単語の覚え方
岡本 浩一さんは心理学者です。 記憶のメカニズムに関して精通しており、効果的な英単語の覚え方が述べられていますので、紹介します。
まず、1日に覚える単語数は30~40語が最適だと述べられています。
次に、復習のタイミングですが、2日後と6日後がよいと書かれています。 つまり、次のようになります。
(1日目) 1日目の受験勉強
(2日目) 2日目の受験勉強
(3日目) 3日目の受験勉強 + 1日目の復習
(4日目) 4日目の受験勉強 + 2日目の復習
(5日目) 5日目の受験勉強 + 3日目の復習
(6日目) 6日目の受験勉強 + 4日目の復習
(7日目) 7日目の受験勉強 + 5日目の復習 + 1日目の復習
(8日目) 8日目の受験勉強 + 6日目の復習 + 2日目の復習
・・・・・
「こんなやり方をしていたら大変だ!」と思いましたが、「最強の英語上達法 (PHP新書)」こは、「今日覚えても3日後には忘れる。 すべて覚えるまで次に進まないというやり方は効率が悪く長続きしない。 3日目くらいでできないものには印をつけておくなどすればよい。」ということが書かれていました。 確かに、このように考えると、覚えられないところにこだわらずに、短時間で勉強できますし、長続きもします。
【まとめ】
・ 新しく覚える単語数は1日あたり30~40語が適量である。
・ 2日前と6日前の復習をやる。
・ 覚えられないところに時間をかけすぎない。 あとで覚えればよいと割り切る。
・ 日にちの区切りが分かるように、問題集に線を引くなどの印を付けておく。