サラリーマン「再起動」マニュアル
サラリーマンの方なら一度は「会社が倒産したらどうしよう? 会社を首になったらどうしよう?」と考えたことがあるのではないでしょうか? 転職に備えて自分のスキルを高めようと思っても、何をやればよいのか分からない方が多いのではないでしょうか? そのような方に大前研一著「サラリーマン「再起動」マニュアル 」をおすすめします。
本書の大目次は次の通りです。 新大陸というのは「デジタル時代の新しい経済社会」のことです。 新大陸を生き延びて行く方法が述べられており、サラリーマン以外の方にもおすすめします。
[イントロダクション] 志のあるサラリーマンは、きつい仕事を厭わない
第1章 [現状認識] なぜ今「再起動」が必要か?
第2章 [基礎編] 「再起動」のための準備運動
第3章 [実戦編] 「中年総合力」を身につける
第4章 [事業分析編] ”新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章 [メディア編] 「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ] 新大陸の”メシの種”はここにある
「再起動」のための準備運動
「再起動」のための準備運動をまとめてみました。
「時間がない」は禁句にせよ。 リンの同僚もよく「時間がない」と言います。 先日、「英語を勉強する時間がない」と言う同僚の話をよく聞くと、「結局、何も英語の勉強をやっていない」ということが分かりました。 つまり、「時間がない」という言い訳を作って、単にサボっているだけなんです。 時間を作る方法として次の3つが述べられています。
- 仕事の質や精度を落とす。
- 他人に仕事を委譲する。
- 仕事をアウトソーシングする。
「再起動」のために勉強すべきものは、IT、語学及び財務と述べられています。 特に日本人が苦手な英語を克服することが課題であり、その方法として、次の4つが述べられています。
- CNN、BBCやAFNを流しっ放しにする。
- 最初は英語を聞くことに集中する。 意味を考えてはいけない。
- 意味がわからなくても、英語の発音を再現できるようになる。
- 「話す」トレーニングはネイティブスピーカーとの1対1のロールプレイ形式レッスンが効果的。